【3】伝えたい「違い」を見極めてグラフを選ぶ
データ分析の結果は、グラフの形で見せるケースが多いだろう。グラフのいいところは「違い」がひと目でわかるところ。そこで何を伝えるのに適しているのか、グラフの“得意分野”を見極めて選ぼう。

(e)散布図――2項目の関連性を点の分布で表示。データが直線を描けば、その相関関係は強い。全体からはずれた特異点は注目ポイント。

(f)棒グラフ――もっともオーソドックスなグラフ。2つ以上のものの、数量の違いをはっきりと表せる。何かを比較したいときに用いたい。

(g)滝グラフ――一番左の棒が基準を表し、様々な要素がどう変化して右側の状態に至ったかを可視化。収益の増減などをビジュアルで理解できる。

(h)バブルチャート――2つの軸で構成された表の値の量を、円の大きさで表したもの。ポートフォリオの評価などで利用されることが多い。

(i)面積図――別名「量率グラフ」。他と比べてどれぐらいの量があり、割合はどれぐらいか。その2つの要素を示しながら規模感を伝える。

【4】作業時間と目的を最初に明確にしておく
最初にどれだけの時間でやるのか、ゴールを決めておくと、安心感を持って作業に取り組める。また到達点に向け、集中して作成でき、チームのメンバーと作業分担する際も時間管理しやすい。ダラダラ無駄な時間をかけずに済む。

【5】セルは縦軸を固定し、横軸を増減
たとえば縦軸に決まっている取扱製品名を入れてフィックス。横軸にどんどん増えていく年月を入れていく。どのように増減したかが確認でき、ロジックの順序が追いやすくなるからだ。