夫の田舎に移り住んだ主人公は、あるとき謎の獣を見つけ、あとを追ううちに突然、穴へ落ちる――。第150回芥川賞受賞作の魅力とは。
続きを読む『穴』小山田浩子著
『穴』(新潮社)
- 著者 小山田 浩子
-
ノンフィクション作家1979年東京生まれ。2002年早稲田大学第二文学部卒業。2005年『ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死』(中公文庫)で第36回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。著書に『ドキュメント 豪雨災害』(岩波新書)、『豊田章男が愛したテストドライバー』(小学館)、『「本をつくる」という仕事』(筑摩書房)など。近刊に『サーカスの子』(講談社)がある。