米国なら病院に行けずに亡くなってしまう

例えば米国のように公的医療保険が十分に整備されていない国の場合、治療費は自腹で支払うか、もしくは民間企業が提供する高額な医療保険に入らない限り、その費用をカバーすることはできません。

日本に公的医療保険の制度がなければ、私の母は1500万円を自分で支払わなければならず、父も数百万円の治療費がかかっていたはずですから、両親がこれらの費用を自力で捻出することは困難だったと思います。

子どもである私は、両親の命に関わる病気ですから1500万〜2000万円の費用を用立てたかもしれません。しかしながら、2000万円をポンと出せる人は多くないという現実を考えると、公的な医療保険というものがどれほどありがたい存在なのか、心底、実感できると思います。