「重症筋無力症」という難病も克服

男子100mのU18世界記録保持者となった清水。走り高跳びの国体入賞者である父から「自分の脚で空を跳ぶ」と意味合いで空跳そらとと名付けられた。母は100mハードルの元国体選手で、姉は400mハードルで日本インカレに出場している。陸上一家で育った清水は幼少期から活発で、小4から地元のクラブチームで競技を始めた。

一方で中学1年の春に「重症筋無力症」という難病の診断を受けている。眼瞼下垂などの症状が出たものの、「薬で安定させるようになって、突然治ったというか、特に気にすることなく生活しています」という。本人は「あまり深掘りして欲しくない」と言うが、難病を克服して、スプリンターとして活躍を続けてきた。