パンフレット作りから始まった支援

山崎さんが冤罪事件に関心を持ったのは大学時代。たまたま同じアパートの知人から借りた狭山事件を描いた漫画『差別が奪った青春』を読んだことがきっかけだった。

狭山事件は、1963年に埼玉県狭山市で発生した女子高校生強盗殺人事件。被差別部落出身の石川一雄さんが犯人として逮捕、有罪判決を受けたが、証拠の不自然さや自白の強要が指摘され、現在も冤罪を訴える活動が続いている。

山崎さんは最初、「警察がこんなことするわけない」と思っていたが、実際に埼玉県狭山市を訪れ、事件関係者に話を聞くなどするなかで考えが変わっていった。