常識をひっくり返した先にあるもの
アインシュタインが「思考実験」と呼んだ方法にも近いけれども、それだけにとどまることなく、地上の生命を進化させてきた地球、あるいは自然のシステムとも照合する。
自然のシステムは頑丈に定まっていた古典的地球観から発展し、今は、偶然や不定、揺らぎ、不確実性といった「未知の創造力」にまで広がっている。
先が見えないといわれる現代だけれども、地球や生命自然の探究でさえ、「わからないもの」「偶然的なもの」「不確実なもの」の探究に向かっている。その成果を少しいただいて、思考の未来の在り方を探ってみよう。
わたしたちの常識をひっくり返してみること。
そこから生まれるあらたな試論は、情報重圧に挟まれた状態を跳ね返せるかもしれない。

