まさかうちの夫が、と驚いた

【渡辺】まさかうちの夫が、と驚きました。「仕事なんかやめていいよ」と伝えたけど、夫は「俺はがんばりたい」と。「身体を壊してまでする仕事なんかないし、家だって売ればいい、なんとか生きていけるから」と声をかけました。

でも、最初は不安でしかたなかったです。もし夫がまったく仕事できなくなって、私が看病しながら働くことになったらどうなるんだろう……と怖くて涙を流す日々でした。その後、友達やスタッフに自分の状況や本音を泣きながら話したら「よし! がんばらなきゃ」という気持ちが湧いてきたんです。

また、その時に夫の幼少期の経験とか、つらかったことや悲しかったこととか、今まで聞いたことなかったこともたくさん話しました。夫は「泣いちゃいけない」「弱音を吐いちゃいけない」というタイプだったけど、あの時に肩の荷が降りたんじゃないかと。もしまた不調に直面しても今度は自分で気づいて休めるでしょうし、弱い部分を出す機会があって良かったと今では思います。