調達に21億ドル(約3000億円)を投じただけあって、B-2の機体は3万ポンドの爆弾を2発搭載してなお、空中給油を受けながら片道18時間の無着陸飛行が可能だった。また、イランの防空レーダーをかいくぐるステルス性能も申し分ない。イスラエル・エルサレムポスト紙はB-2のステルス性能の高さを強調し、そのレーダーシグネチャー(機体が反射するレーダーの電波の強度)は鳥と同じくらい小さいと解説している。
2021年3月16日、アゾレス諸島のラジェス航空基地、ステルス爆撃機B-2スピリット(写真=アメリカ合衆国空軍/Heather Salazar/PD US Air Force/Wikimedia Commons)
太平洋へ発った編隊は完全なおとりだった
だが、最新のステルス性能を誇るB-2にも、大きな弱点があった。あらゆる情報が筒抜けになるインターネットの存在だ。
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