第三者委員会のストーリーをなぞっただけ

「報告書」のストーリーは、明快だった。

「本事案には性暴力が認められ、重大な人権侵害が発生した」のであり、そこに至るには「2人での密室での食事を断ることができない状況に追い込まれたこと」があった。本事案は「CX(フジテレビ)の『業務の延長線上』で発生した」からである。

にもかかわらず、当時、大多亮氏と当時の編成局長を含めた「港社長ら3名には本事案がCXにおける人権問題であるとの認識がな」かった。背景には、同社において「そもそもハラスメント問題に関する認識の誤り」があり、「全社的にハラスメント被害が蔓延していた」と評価している。