没収命令も無視され、累積駐機料は4.5億円?

その後、ウクライナの裁判所が、この飛行機の没収を命じたというが、ウクライナの裁判所命令がドイツで実行されることはなく、3機の飛行機は今も野ざらしのまま。機体の一部はすでに取り外されており、1機はエンジンもない。つまり、どれも静かにスクラップになりつつある。

ただ、空港では、飛行機は停まっているだけで駐機料が発生する。ライプツィヒの場合、24時間の駐機料が、最大離陸重量1トンあたり2.35ユーロ。An-124のそれはほぼ400トンなので、単純計算ではこの3機の駐機料は累積300万ユーロ(約4.5億円)を超える。

しかし、中部ドイツ新聞によれば、空港側は「駐機料はちゃんと支払われている」というだけで、額については公表しなかったそうだ。また、当然、「数日停まっているだけの飛行機とは別の料金体制が適応されている」とのこと。ただ、ロシアに対する空域封鎖はEU全域で敷かれているため、帰れなくなってしまったロシア機は、アエロフロートなど旅客機も含め、他にもあるかもしれない。