アメリカ市場という「頼れる稼ぎ頭」の罠
日産は、日米自動車摩擦後、アメリカでの現地化を積極的に進め販売を伸ばしたことから、アメリカ市場は収益性が高い稼ぎ頭の市場として位置づけるまでになりました。しかし、リーマンショックで米国の需要が減退すると一転して大幅な赤字に陥ることになります。
こうした米国偏重の収益構造から脱却するために、日産はその後、新興国市場の開拓を目指すことになりますが、急速な拡大路線が災いして過剰投資に陥り、品質管理の問題などが顕在化して、市場の開拓が十分に進みませんでした。
その結果、再度米国市場へと回帰することになります。なぜなら、米国市場は日産にとって高級車や大型車など採算性の高い車種が売れる頼れる市場だからです。ナカニシ自動車リサーチによれば、2024年3月期における日産の営業利益の北米比率は70%にまで達しています。
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
プレジデントオンライン無料会員の4つの特典
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能
