ブランド米が店頭に並びはじめた

徐々に進次郎米の出荷が安定し、限定的ではあるがいくつかのコンビニ店頭でも小分けで買えるようになると、今度は「スーパー店頭の景色が変わった」とのSNS投稿が目立ち始める。「今までスカスカだった棚に、ブランド米がびっしり並んでいる」「どこから出てきた?」

私も、自宅近くのスーパーにブランド米が残っているのを新鮮な気持ちで見たばかりだった。これまでブランド米が店頭に出た先から争うように購入していた「米のヘビーユーザー」たちの関心が進次郎米の購入へと移行した結果、これまで慎重に絞られていたブランド米の出荷が緩められた影響なのだろうかと感じた。

さらに江藤ブレンド米(江藤前農水相時代に競争入札された放出備蓄米)が5kg3000円台でどっと積まれているのも見た。これは、結果として高騰ブランド米と格安進次郎米との間に「中途半端な価格帯の、中途半端な品質米」を生んだ状態である。価格二極化なりに供給が安定して市場が冷静になると、すでに精米されてしまった江藤ブレンド米が一斉に微妙な立場におかれるのであろう未来を物語っていた。