日本人は2141兆円のお金を貯めこんでいる

しかし、ここで問題があります。私たち日本人はとても慎重で真面目な人が多いため、「自分のお金を使い切って死ぬこと」に対して、罪悪感を持ちやすい傾向にあるのです。

「歳を取ったら派手な行動はしないで、おとなしく隠居すべきではないのか」「自分の楽しみよりも、子どもや孫のためにお金を取っておくべきではないか」と考え、お金を使わずに貯めこむ。文化や教育が影響しているのかもしれませんが、このように考える人が日本人には多いような気がします。

日本銀行が2024年3月に公表した「資金循環統計」によれば、日本の個人が持っている金融資産は史上最高額の2230兆円にも上ります。また、その資産の約6割が60歳以上の方々が保有しているともいわれています。