トップは芦別市生まれの齢90

アークスを率いる横山清会長は1935年、北海道芦別市の生まれ。高校卒業後に炭鉱で働きながら学資を貯め、北海道大学水産学部に進学。「恵迪寮」の寮長を務めるなど、若い頃からリーダーシップを発揮してきた人物だ。卒業後は水産物商社・野原産業に入社したが、同社の小売進出に伴って1961年にその場しのぎでスーパー(のちのアークス)に配属された。1985年に社長に就任後、M&Aで地盤を広げつつ「八ケ岳連峰経営」を標榜し、北海道から東北、関東へと営業エリアを拡大してきた。

齢90になるアークスの横山会長。
撮影=本田匡
齢90になるアークスの横山会長。

アークスは、北海道・東北の食品スーパーをM&Aで傘下に収め、スケールメリットを武器に成長してきた。価格を引き下げるローコストオペレーションを貫き、消費者に「割安感」を届ける手腕に長けた企業である。2025年2月期には、初めて連結売上高6,000億円を突破し、業界内外に存在感を示した。

食品スーパー業界では、ライフコーポレーション、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)、フジ、ヤオコーなどに続く大手グループの一角を占めており、地方発の企業としては異例の規模と影響力を誇る。