ラーメンよりも高いが、メニューがとにかく豊富

同店の場合、具材は約70~80種類。少なくなるとすぐに店員が補充にやってくる。見たところ、店員はほぼ中国人のようだ。具材は100gで400円の計算。1000円以上、つまり250g以上の具材を取ると、好きな麺(80g)は無料でサービスされるという仕組み。筆者は4種類のスープ〔マーラー、激香赤ラー油、番茄(トマト)、牛骨〕とスープなし(麻辣和え)の中から、店員オススメのマーラーを選び、辛さは「普通辣」よりも辛さを抑えた「小辣」。麺も刀削麺やインスタント麺など5種類の中から、店員オススメの牛筋麺を選択。重さは538gで合計金額は2152円だった。

楊国福のメニュー。マーラー、激香赤ラー油など4種類のスープから好きな麺や野菜をトッピングする
筆者撮影
楊国福のメニュー。マーラー、激香赤ラー油など4種類のスープから好きな麺や野菜をトッピングする

席に着いて見渡してみると、先に列に並んでいた人たちが、テーブルにある黒酢やニンニクなどを小皿に取り、紙エプロンをつけてスタンバイしていた。右隣に座った女性がテーブルに置いていたレシートに目をやると、600gで3200円、左隣の女性のレシートは1780円だった。ラーメンと比較するとやや高い気がするし、具材が量り売りなので、量が多くなる傾向があると感じるが、周囲の女性たちは運ばれてきたマーラータンを黙々と食べ、食べ終わるとすぐに席を立つ人が多かった。