接待とは、仕事を取るための場ではない

「あの時、課長が言ったことは私の人生にとって大きな学びでした。接待では誰が主役かをちゃんとわきまえておかなくてはならない。接待は自分が高級な料理を食べるために行うことではありません。きれいな女性としゃべるために行くわけでもありません。お客さまに楽しんでいただくためにやることです。もっと言えば仕事を取るために食事をするわけではありません。相手を知ること、そして、こちらのことも知っていただくためにやるのです」

熊谷青年をひっぱたいた課長は後に食品メーカーの経営幹部になり、グループ会社の社長になった。部下を成長させることが上手な人だった。

さて、熊谷青年が陥ったような状況は初めての接待ではよくあることだ。なんといっても大切なのは接待する側は主役ではないとわかっておくことだ。