本当の「実力」で追いつくほうがいい

また同年代で先に出世した人を仮に「Aさん」として、その人が何かしらのズルをして出世したのであれば気にする必要はありません。実力がないまま出世する人は、その後に必ず大きな壁にぶつかります。

そうではなく「Aさん」と比較して、自分が劣っていると感じて落ち込んだ時は、「仕事の能力」が高いのか、「コミュニケーション能力」が高くて上司に気に入られて出世したのかを考えてみる。もし前者の理由、つまりAさんは仕事ができる、優れていると感じるなら、自分の能力を磨くしかありません。能力とは「持って生まれたもの」と「努力によって培ったもの」を総合した結果で、どんな業界であっても個人間の能力差はありますし、あって当然です。それは致し方ないことですし、逆に言うと「能力があれば出世できる」というのはすごくいい社会だと喜ぶべきことです。そのようにポジティブに捉えて自分の足りない面を磨いてほしいと思います。

ただし後者の理由、自分にコミュニケーション能力が足りないと感じた時は、Aさんを真似してうまくできるのならいいのですが、不得手な人はかえってスポイルされて(自分の良い面がつぶされて)しまう可能性があります。得意じゃない面を無理に磨くよりは、真の「実力」によってAさんに追いつくことを考えましょう。