“必要な情報が欠けたままの決断”は後悔する

私はこれまで、転職を志す方々の「こんなはずじゃなかった」を数多く見てきました。それは転職エージェント、人事、採用支援者として仕事をしてきたからですが、一般の人にとって、転職のように「自らが選択するキャリアの大きな分岐点」は、人生でそう何度も起こりません。そのため、正しい選択の仕方を知らない人がほとんどです。

それに、自分を正しく理解することですら難しいのに、面接という限られた時間の中で自分を正しく知ってもらって、さらに企業の実態を正確に把握するのは、なおさら難しいものです。このような状態で正確にキャリア選択を判断するのは至難の業です。そこで、少しでも選択の精度を上げるための手法を解説します。