産婦人科の医師の父からの「いいね」という言葉

細野は1961年に富山県富山市で生まれた。産婦人科の医師だった父親の影響で、子どもの頃から自分も将来は医師になるのだろうと思いながら育った。父親の母校でもある京都大学医学部を卒業後、京都大学の放射線核医学教室に入局した。

「もともと物理や化学などの理系が好きだったので、それを活用できる道を探しました。その頃はちょうど放射線医学が大変な勢いで進歩している時期で、CT(コンピュータ断層診断装置)やMRI(磁気共鳴画像診断装置)が臨床の現場に入ってきて、PETも設置され始めていました。

MRIスキャン
写真=iStock.com/laflor
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新しいものがどんどん出てくる雰囲気が盛り上がっていた。父親に反対されると思っていたら、いいじゃないかと言ってくれました。その時に初めて聞いたのですが、父親も昔、放射線治療を研究テーマにしていたそうです」