私が若い頃そうだったように、お金を汚いと考えている人はとても多いと思います。家庭の中でお金の話をしてはいけないという不文律があるからでしょうか。

アメリカで子どもがレモネードを売るのは賞賛されますが、日本で子どもがものを売って認められるのはせいぜいバザーが限界です。結婚前に相手の収入がいくらか、借金があるかを確認するのはとても重要なのに、なかなか聞き出しにくい。年老いた両親が介護費用をどれくらい貯えているかが気になっても、親のお金事情を話題にするのはタブーという印象がある。

バブル崩壊の影響も大きいでしょう。バブル期には多くの日本人が土地神話を信じて住宅ローンを組み、株式投資もブームになっていました。それが、バブル崩壊により強烈な打撃を受けたことで、「お金儲け=良くないこと」と人々が学習してしまったわけです。