▼坂之上洋子さんからのアドバイス

私は米国の大学を卒業後、建築デザイナーになり、その後ITベンチャーに転職しました。そして、ウェブのブランディング会社を起業。その会社を売却して中国に渡り、いまは日本で戦略のアドバイザーの仕事をすると同時に、エッセイや恋愛の本を執筆しています。このプロフィールからは、何の一貫性もなく生きているように見えるかもしれませんが、私にとってはちゃんと軸があるのです。私の基準は、いま自分が楽しいかどうか、幸せかどうかです。常にその価値基準をものさしに働く場を選択してきました。

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どこで働くかだけでなく、誰と働くか意識

ただし、その際に気にかけて実行していることがあります。それは、そこに行ったときに、どうやって食べていくかをきちんと考えることです。たとえば、経験ゼロのIT業界に転職したかったときは、翻訳をマネージするポジションで入れてもらいました。それであれば、自分にもできると思ったからです。入社してからさまざまなことを吸収し、最終的にはマーケティングの副社長になりました。

次のステージ、とくに別の分野で活躍するのは難しいと思われがちですが、お金のことを考えて、これなら最低限困らないという自信があれば、飛び込む勇気を持って、大胆にリスクをとる。そういうバランス感覚のあるステップアップをやれるかどうかが、胆だと思います。