一番先に帰るときの「お疲れ様です」を言うタイミング
“良い加減”に言ってみよう
職場の空気を自分の声で止めて、自分に注目が集まる恐怖とでもいいましょうか。そのため、最初の一言、このシーンでいえば「お疲れ様です」の「お」を発することが最大のプレッシャーになり、声を出すタイミングを見失います。体は恐怖で固まって声が出なくなる一方、頭では「お疲れ様です」と言わなきゃと、相反するエネルギーの葛藤が生じています。このとき必要なのは固まっている体をゆるませることです。一生懸命言おうとすると余計に固まってしまうので、学生のような「お疲れっす〜」ぐらいのノリで力を抜いて、失礼のない程度に良い加減に言うと良いでしょう。いいかげんではなく、“良い加減”ですよ。
周りの人たちは敵ではない
「みんな仲間」という意識を持つ
不安や緊張に支配されてくると、周りが自分を責める敵のように感じられてきます。「みんな仲間」という意識を持って、その場を安心の場にしていきましょう。
ポイント
1 周囲の人たちが優しく接してくれた場面を思い出す
2 ひとりひとり笑顔を想像してみる
3 「みんな仲間」と何度かつぶやき体のゆるむ感覚を感じる
「みんな仲間」という意識を持つ
不安や緊張に支配されてくると、周りが自分を責める敵のように感じられてきます。「みんな仲間」という意識を持って、その場を安心の場にしていきましょう。
ポイント
1 周囲の人たちが優しく接してくれた場面を思い出す
2 ひとりひとり笑顔を想像してみる
3 「みんな仲間」と何度かつぶやき体のゆるむ感覚を感じる
同僚と二人で車に乗っているときに、あまりに緊張して途中で降りた
危険対処能力の高い猫から学べ
車を降りたことは社会的観点では不適切な行動ですが、動物的観点では適切です。猫で考えるとわかりやすいでしょう。猫は危険を感じると逃げ、安全を感じられるところまで逃げれば止まります。これは動物の生存本能です。人間も動物なのですから、身体的には逃げて、安全を感じられれば、やがて落ち着いていきます。猫は逃げるために四本の足を動かします。人間も同様に両手足の動きを欲していますが、車の中で動かしすぎるのは変なので、それに準ずる形で両手足のグーパーを繰り返してみたり、足をパタパタさせたり、体をソワソワさせてみると良いでしょう。落ち着きをなくせば落ち着いていくのが自然の摂理です。
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