親子一緒に暮らせるまでのハードル

後日、親が名乗り出たらどうなるか。

その場合、すぐに親のもとに返すことはせず、親の暮らす地元の児童相談所が赤ちゃんを引き受ける。赤ちゃんを預け入れなくてはならないほど追い詰められた事情を考慮すると、育児放棄や虐待などにより赤ちゃんが危険にさらされる恐れがあるためだ。

親は地元行政の子育て支援や経済支援などを受けながら生活を整える。その間、赤ちゃんとは地元の乳児院(または里親)で面会することができる。愛着形成にとって重要な時期であると同時に、親を支える環境づくりにも行き届いた配慮が求められる。