「アルコールによる脳の萎縮」で認知症リスクは上がるのか
「繰り返しになりますが、論文では認知症のリスクがどのぐらい上がるかについては触れられていません。そもそも、お酒をたくさん飲む人の脳は、飲まない同年代の人の脳と比べて、10~20%ほど萎縮していることが多い、という研究は以前からありました。しかし、そういった研究でも、アルコールによる脳の萎縮で認知症のリスクが大きく上がったとはいえなかった。今回、少量飲酒でもわずかに脳が萎縮するということが明らかになったわけですが、やはり認知症のリスクが上がるとは考えにくいでしょう。このレベルの飲酒であれば何の問題もありません」(柿木氏)
柿木氏の力強い「何の問題もありません」という一言で、一気に不安が解消され、「よし、今夜も飲もう」と思うことができた。
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
プレジデントオンライン無料会員の4つの特典
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能
