2011年3月期の連結決算から「包括利益」の開示が義務付けられた。これに伴って全上場企業は、従来の「連結損益計算書(P/L)」に加えて「連結包括利益計算書」も作成することになったのだ。
当期純利益と包括利益の関係
以前のP/Lでは収益から費用を差し引いた「当期純利益」を最終利益として算出していた。その当期純利益に、為替換算調整勘定、繰延ヘッジ損益、その他有価証券評価差額金などの「その他の包括利益」を加除して新たに最終的に求めるものが包括利益である(図参照)。
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(構成=高橋晴美 図版作成=ライヴ・アート)

