世界株式市場で目立つ米国の「一人負け」
主要投資家の中には、景況感が悪化した国・地域に着目し、短期目線で資金を振り向ける動きも目立った。資金が流入した株式市場の一つが欧州だった。
2024年を通して、政治不安や中国経済減速、さらにはウクライナ戦争の長期化で、独仏など欧州経済は停滞気味に推移した。景気停滞懸念の高まりで、企業業績の先行き不透明感は高まった。
2月12日、トランプ大統領はロシアのプーチン大統領と電話で協議し、ウクライナ戦争の停戦観測が浮上した。トランプ氏の対ロ政策は国際世論から非難される局面もあったが、主要投資家はそれよりも欧州株の割安感を評価し、短期目線で米国株を売った資金の一部を振り向けた。欧州中央銀行(ECB)が利下げ重視の方針を明確にしていることも、主要投資家にとって好都合だっただろう。
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