携帯キャリアは「わが世の春」を謳歌している。最大の要因はスマートフォンの普及だが、それはいつまでも続かない。事業の主導権は徐々にアップルやグーグルに移りつつある。物流に手を広げるドコモ、規模拡大に邁進するソフトバンク。両社に挟まれる「2番手」は、通信サービスの洗練で活路を拓く――。
なぜHTCの端末が独占供給されるのか
MNPで他社からの流入が好調な理由はもうひとつある。KDDIのスマホのラインナップには、世間で人気のブランドがすべて揃っているのだ。
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名物機種の製造元も「節操なく」変更!
名物機種の製造元も「節操なく」変更!
iPhoneを筆頭に、ギャラクシー(サムスン)、エクスペリア(ソニー)、オプティマス(LG)、アクオスフォン(シャープ)、アローズ(富士通)……。外資から国内メーカーまで、とにかく幅広く取り揃えている。ドコモにはiPhoneがなく、ソフトバンクにはギャラクシーやエクスペリアがない。KDDIなら使い慣れた機種や憧れの機種を選べる。毎月の通信料金を安くしようとMNPを考えたときに、KDDIは「受け皿」としての環境が整っているといえる。
HTC CEO
ピーター・チョウ
1954年生まれ。97年に王雪紅、卓火土と3人でHTCを設立。2008年に世界初のAndroid端末「HTC Dream」を発売。スマートフォンメーカーとして急速に成長。
ピーター・チョウ
1954年生まれ。97年に王雪紅、卓火土と3人でHTCを設立。2008年に世界初のAndroid端末「HTC Dream」を発売。スマートフォンメーカーとして急速に成長。
その一方で、デザイン性の高さが人気の「INFOBAR」や日本初のフルHD画面を搭載した「HTC J butterfly」といった独自機種を投入することで、他社との差別化にも成功している。
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