「鍋が勝手においしくしてくれる」

これらの鍋を使った人たちがファンになるのは、「手間もテクもいらずに、鍋が勝手においしくしてくれるから。厚手なので水分が不必要に蒸発せず、調味料がそれほどたくさん必要ありません。そして、中火や弱火で十分です」と野口さん。つまり、コストパフォーマンスがよいのだ。リーズナブルだが薄手の一般的な鍋は、「火の回り方が均一になりにくいので、調味料が全体にうまく回らず、素材の中まではあまり味が入らないなど、ムラができやすいです」。

キッチンが狭く鍋を1つしか持てないが、日々自炊する人なら、ビタクラフト社などに代表される耐久性の高いステンレス鍋を1つ買えばよい。