“日本人は胃腸の弱い国民”といわれている。それを裏付けるDIGEST(Domestic/International Gastroenterology Surveillance Study)の調査報告によると、日本人の4人に1人が胃の問題症状を3カ月に1回は経験している。そのうち、3人に1人が医療機関を受診。しっかりと内視鏡検査を受け、半数にあたる約50%が食道、胃、十二指腸などにはまったく問題なく、「機能性胃腸症」と診断されている。

かつては慢性胃炎、神経性胃炎、胃アトニー、胃下垂などと診断されていたものも、その多くが機能性胃腸症だったのである。

機能性胃腸症の定義は、「最近3カ月間に食後のもたれ感、早期飽満感(すぐに満腹になる。それも食事中に食欲がなくなること)、上腹部痛、上腹部灼熱感(胸やけなど)の4つの症状のうち、ひとつ以上の症状があること。さらに、上部消化管内視鏡検査などを行って、器質的な疾患が認められない」となっている。