男性用の日傘も売り出された。今や日焼けを嫌うのは女性だけではない。日焼けの先にはシミがある。そのシミを抑えて若々しい肌でいるのは、それもこれからの“ダンディズム”――。

では、そのシミを正しくご存知だろうか。「シミ」といって形成外科や皮膚科を受診する人の多くは、「老人性色素斑」「肝斑」「扁平母斑」「太田母斑」「日光角化症」「そばかす」をさしている。

この中で、正確にシミといえるのは老人性色素斑と肝斑の2つである。肝斑は男性にはほとんど見られないことから、女性ホルモンが関係していると考えられている。

つまり、シミの多くは老人性色素斑となる。老人性色素斑の原因は3つ。「紫外線」「炎症」「年齢」である。

紫外線の影響では光老化といって「メラニンの増加」と「活性酸素」があげられる。

表皮にあるメラノサイト(色素形成細胞)の中にはチロシンというアミノ酸があり、これがメラニンを増加させるにはチロシナーゼという酵素の働きが必要になる。紫外線がチロシナーゼを活発化させ、結果、メラニンが増加する。

活性酸素はどうか。人間の細胞は、リノール酸などの不飽和脂肪酸でできた細胞膜に覆われている。これが活性酸素で酸化されると過酸化脂質になって、シミとなる。

炎症は洗顔のしすぎが関係する。ナイロンタオルで顔を洗っている“厚顔”な人もいるが、そういった摩擦が炎症、そして酸化に結びついてシミをつくる。

年齢は肌の新陳代謝が衰えるため、色素をどんどん排出するパワーがなくなるのが原因である。

シミをつくらないようにするには「紫外線に当たらない」「炎症を起こさない」「乾燥させない」「清潔にする」を徹底させる必要がある。

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