40代を超え、手足のしびれや運動障害、歩行障害はありませんか? また、便秘、排尿障害などの膀胱直腸障害はありませんか? 心当たりがある人は、ひょっとしたら、患者が増えている「頚椎症性脊髄(けいついせずい)症」かもしれない。

この疾患は、背骨の頚(くび)の部分である頚椎が加齢によって変化し、椎骨に新しい骨である骨棘(こつきょく)ができたり、椎間板が薄くなったり、断裂したり、靭帯(じんたい)が厚くなったりして、脊髄を圧迫するようになり、前述の症状を引き起こす。

4肢の神経障害がでるので、箸が持てない、服のボタンが留めにくい、手すりにつかまらないと歩けない――。このようにQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)を悪くする。そればかりか、対応が遅れると車椅子生活や寝たきりにもなってしまう。男性が女性の2倍多く、加齢以外には、頚の外傷経験があったり、若い頃から激しいスポーツをしていたりするとなりやすいといわれている。