「マス向け」はターゲットが広いがライバルも多い

消費者の多様化が進み、その変化も加速している現代では、好みや流行はどんどん移り変わっていく。「人気」や「話題」の寿命がますます短命になり、一時の注目に合わせてターゲットを絞り込むリスクが高まっている。この意味においても、変化の波に左右されず、マスをターゲットにすることにはメリットが見込める。しかし、マス向けのビジネスにはデメリットも存在する。

デメリットの1つは、老若男女の誰もが利用できるようなマス向けには、ターゲットが広い分、ライバルが増えることだ。スパコロの調査によれば、ユーザーが餃子の王将を利用しようとしたときに比較検討するのは中華料理店だけでなく、ハンバーガーチェーンや丼ぶりチェーンなども想起されている(※1)。類似する価格帯の中で、例えば、若者に支持されるファストフード、男性が好むガッツリした丼ぶりやラーメン、女性に人気のヘルシーフード、シニア層ならば持ち帰り弁当や総菜など、ターゲットの幅の広さに伴い、多様なライバルが立ちはだかることになる。

※1 スパコロプレスリリース「餃子の王将は実際どのように利用されているのか」を参照。