産業補助金でEVメーカーが多数乱立
近年、中国の自動車市場では値下げ競争が激化している。特に、EV、PHVなど新エネルギー車(新エネ車)の価格を引き下げて、シェアの拡大を目指す企業は増加傾向だ。その背景には中国政府の産業政策がある。
リーマンショック後、中国政府は4兆元(当時の為替レートで7兆円程度)の経済対策を実施した。EVの振興策もその中に含まれた。BYDなどの有力メーカーは、政府の産業補助金などを受けEVの生産能力を高めていった。
2015年、中国政府は、産業育成政策である“中国製造2025”を開始した。大気汚染対策や電動車関連企業の集積をめざし、補助金政策や工場用地の供与を進めた。政府の支援で、BYD、理想汽車、上汽通用五菱汽車(ウーリン)、上海蔚来汽車(NIO)、浙江吉利控股集団(ジーリー)などで設備投資は加速した。
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