〈悠仁さまの進学先は「初めから東大ありきではない」「海外も視野に」…秋篠宮さま(59)異例の“留学発言”の意味は〉から続く
11月30日、秋篠宮さまが59歳の誕生日を迎えられた。
ことし30歳の誕生日を迎える次女・佳子さまの結婚についての現況、小室圭さんと結婚し、米国で暮らす長女・眞子さんとの“距離感”とは。秋篠宮さまの貴重な肉声をつづった『秋篠宮』(2022年/小学館)などの著書をもつ、ジャーナリストの江森敬治氏が寄稿した。(全2回の2回目/はじめから読む)
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今年の佳子さまの活躍を評価
101歳で亡くなった三笠宮妃百合子さまの本葬に当たる「斂葬の儀」が11月26日、東京都文京区の豊島岡墓地で営まれた。秋篠宮ご夫妻をはじめ、次女の佳子さまや悠仁さま、それに天皇、皇后両陛下の長女・愛子さまら皇族、石破茂首相ら三権の長など、約500人が参列した。午前10時からの「葬場の儀」は、司祭長が祭壇の前で百合子さまの生涯に触れる「祭詞」を読み上げ、秋篠宮ご夫妻や佳子さま、悠仁さまたちも次々に拝礼した。
「手話のみならずいろいろなところから声をかけていただいて、公的な活動の幅が広がっていると思います。わたくしから見て、娘はそれ一つ一つ、非常に大切に、そして一生懸命取り組んでいると思っております」
11月30日の59歳の誕生日を前にした会見で、秋篠宮さまはこのように今年の佳子さまの活躍を評価した。「斂葬の儀」などへの参列はもちろんのことだが、今年の佳子さまは、とても忙しかった。
ギリシャへの公式訪問、園遊会での和装姿が話題に
今年5月25日から6月1日まで、ギリシャを公式訪問した。両国の外交関係樹立125周年などに当たり、ギリシャ政府から招待されたものだ。大統領を表敬訪問し、首都アテネのパルテノン神殿や国立ろう者施設などを視察した。訪問前、佳子さまは、まじめに準備を重ね、訪問先では、明るい笑顔と思いやりあふれる態度で多くのギリシャ国民を魅了した。
10月、佐賀県で開催された「国民スポーツ大会(旧国民体育大会)」総合閉会式に出席し、男女総合優勝した東京都代表に天皇杯を、女子総合優勝した同じく東京都代表に皇后杯を手渡した。天皇皇后両陛下主催の秋の園遊会が10月30日、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれ、パリ五輪の金メダリストら、各界の功労者など約1400人が出席した。佳子さまは、愛子さまらと一緒に参加している。この日、女性皇族は和装だったが、佳子さまと愛子さまの振袖姿は特に華やかで、出席者たちから大いに注目された。