時代考証はどういう流れで?
ドラマはドラマとして楽しむとともに、私は史実と異なる設定に歯止めをかける役割を担わなければならないと考え、時代考証を引き受けることにした。ただ誤算だったのは、近年は毎年3人で分担している時代考証が、今年はどうも私1人しかおらず、1人で担わなければならなくて、まことに大変な仕事となっていることである。
まず脚本を作る前に「際限のない」メールのやりとりによって質問に答え、それを勘案して台本の草案を書いてもらう。そのファイルを読んで、ここは史実に合わないという箇所に赤を入れて返信することを何度か繰りかえし、最初の台本ができる。
※本記事の全文は「文藝春秋 電子版」に掲載されています(「『光る君へ』時代考証の苦労と喜び」)。
「文藝春秋 電子版」では、「光る君へ」に関連する記事、オンライン番組を多数公開中です。
【動画】大石静×新谷学「『光る君へ』私の理想はあの男!」前編
【動画】大石静×新谷学「『光る君へ』押し倒す女たちへのエール」後編
【動画】直木賞作家・澤田瞳子「大河ドラマ『光る君へ』を10倍楽しむ! 紫式部の生きた時代」
【対談】大石静×有働由美子「『光る君へ』でほのぼのとしたエロスを醸し出したい」
【インタビュー】吉高由里子インタビュー「紫式部のセリフに『嘘でしょ⁉』」
【グラビア】「日本の顔 吉高由里子」大河ドラマの現場でも弾ける笑顔は健在
【エッセイ】倉本一宏 「『光る君へ』時代考証の苦労と喜び」