成長に寄与する比較や競争
子どもたちは、家族のなかでは「自分が自分である」というだけで認められます。ところが、思春期の集団になると何かしらの特徴を通して、集団内の立ち位置を築いていきます。例えば、勉強ができる、足が速い、歌が上手、絵がうまいなど、そういう特徴が子どもの立ち位置として機能します。
ここで生じるのが比較や競争であり、精神科医の成田善弘先生は、思春期の子どもたちに周囲の大人がすべきこととして「比較や競争の場をなるべく増やすこと」を挙げています。比較や競争の場が少なすぎる場合(受験勉強だけ厳しい、運動しか比較する場がない等)、そこでの比較・競争に負けてしまうと、非常に傷つきが深くなってしまいます。
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