その三殿と同じ区画のさらに左側に神嘉殿という、天皇陛下にとって最も大切な祭祀である新嘗祭を行う建物がある。その神嘉殿の前庭が四方拝を行う場所になっている。寒い盛りの行事なのに、殿内ではなく、吹き抜けの簡素な仮屋で行われる。
天皇陛下におかれては準備が始まる頃には起き出され、かかり湯で身を清められて、モーニングコートで御所を出発される。
天皇だけがかぶることができる冠
お車で宮中三殿を含む区画に到着されると、黄櫨染御袍という天皇しかお召しになれない特別な装束に着替えられる。冠も後ろの纓と呼ばれる飾りがピンと真っ直ぐに立った立纓で、これも天皇だけかぶることができる。一般の冠は纓が垂れている垂纓だ。
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