なぜ新聞記者は“つまらない質問”しかしないのか

会見の生中継が当たり前のものになり、SNSでも話題となる。注目の会見には最後まで中継が入り、インターネットメディアでも流す時代になった。決定的な背景を一つ挙げれば、コストパフォーマンスが圧倒的にいいことに尽きる。

ここで割を食ってしまったのが、誠実な新聞記者たちだ。

新聞記者が記者会見でつまらないとしか思えないような質問をしないのは、大抵の場合、わざわざ、ほんの少数しか知らない話を会見のようなオープンな場でひけらかすことはマイナスにしかならないという判断のほうが大きい。自分から独自ネタのカードを切るような真似を普通はしないし、「ここに今回の一件の重要なポイントがありますよ」という類の話は記事で書くものであって、会見で勝負するものではないのだ。