充電は仕事中に済ませ、夜はバッグにしまっておく
・反対する人がいたら、こういったことを伝えよう。スマホの使用時間を減らそうとしていること、それは大切な人との絆を大切にしたいからであること──そのなかには、あなたも含まれる、ということ。
・意識的にスマホを見にいこうとしないかぎり、家ではスマホが目に入らないのが理想だ。たとえば、仕事中(または、授業中)を充電時間にあて、家にいるときはバッグのなかや服のポケットにひと晩じゅう入れっぱなしにする。こうしておけば、次に家を出るときまでスマホを目にすることはなくなる。
・スマホが同じ部屋にないと大切な電話を取り逃しそうで心配なら、着信音を鳴らそう(ただし、通知音がオフになっているかを確認すること。ひっきりなしに鳴ると困るので)。これで、そのスマホは基本的に固定電話と同じだ。体に縛りつけておかなくても、家/マンション/部屋のどこにでも置いておける。
では、確認しよう──今夜、あなたのスマホはどこで眠る?
スマホ断ちは「意図したとおりに生きる」ためのステップ
無意識にスマホに手を伸ばすきっかけを取り除いたところで、次は新たなきっかけづくりに取り組もう。自分でやってみたいと挙げた活動、好きだと自覚していることを、より実践しやすくするための仕掛けだ。
つまり、ネガティブなゴール(スマホの使用時間を減らす)から、ポジティブなゴール(意図したとおりに生きる)へとスムーズに切り替えられるよう準備を整えていく。もっと幸せに、もっと健やかに過ごすための習慣をつくっていこう。
たとえば、運転中のメッセージの返信をやめたいのであれば、第一段階は、車中ではスマホを手が届く場所に置かないようにする(きっかけを取り除く)ことだ。次のステップとしては、代わりにおこなうポジティブな行動を事前に考えておこう。
車を発進するまえに、好きなラジオ番組に合わせる、用意したポッドキャストのプレイボタンを押す、というように。かつて車中メッセージの常習犯だったある人は、ダッシュボードにこんな付箋を貼りつけていた──“歌って!”。
その他にも、こんなアイデアがある。