石破氏も愛子天皇の可能性は排除している

まず、現行法では、愛子さまも佳子さまも皇位継承候補でなく、皇位継承順位は「秋篠宮皇嗣殿下→悠仁親王殿下→常陸宮親王殿下」である。継承順位トップが天皇陛下の弟である「皇嗣」のとき、「皇太子」と違うのは、天皇陛下に新たに男子が生まれたときに地位を失うことのみだ。

上皇陛下は18歳の成年時(1952年)に、天皇陛下は上皇陛下即位の翌年(1991年)に「立皇太子礼」を行ったが、上皇の誕生前に継承順位1位だった昭和天皇の弟の秩父宮殿下は、とくに儀式はしないまま上皇陛下が即位されて継承順位が下がった。

秋篠宮皇嗣殿下は、天皇陛下即位の翌年(2020年)に「立太子礼」と同じ内容の「立皇嗣礼」を行った。これは、陛下に男子ができる可能性はないと対外的に表明したことを意味するのであるが、「皇嗣は皇太子と違う」という主張は、新たな男子の誕生の可能性を忘れるなということなのだろうか。