宮川が挙げた印象に残っている“あのシーン”
――印象に残っている共演シーンは?
宮川 普段は寡黙な印象の秋山さんですが、上地さんとは付き合いが長いみたいで楽しそうに話しています。今後劇中で、秋山さん、上地さん、私の3人で集うシーンがあるんですが、仲間に入れて頂いたようで嬉しかったです。
――秋山さんと言えば、色白ならぬ色黒の貴族が話題になっていますね。
宮川 ご本人もインタビューで話しておられますけど、大河のオファーが来た時に、「こんなに日焼けしてる僕でいいんですか」と言ったそうです。「それでも是非」と言われたので実資役を引き受けたと。
実は私も気になっていて、ある時、秋山さんに「クランクインまでは日焼けサロンに行くのは控えたりしたのですか」と聞いたんです。すると秋山さんが、「そうですね。3~4日は行ってないです(笑)」と。行くのは止めてないのか!と思わずツッコミを入れそうになりました。
先日、久しぶりの撮影でご一緒した時も、「先週、日焼けしに行ってきました」と話していてブレないんだなあ、と妙に感心しました。
――秋山さんと趣味の話はしないのですか?
宮川 彼は非常に真面目だという話ですし、アウトドアの方が好きらしいので、私の趣味の話はしないようにしているんです。競馬とか麻雀とか、こっちの道に引きずり込んでは悪いので(笑)。
――宮川さんの今後のお仕事は?
宮川 映画やドラマのお話もいただきますが、大河が入っているとなかなか予定が読めないんですね。いまは大河にかかりきりです。ドラマで顕光はまだ30代ですが、当時としては長寿の70代まで生きた人物。夢だった大河で、全力投球しようと思っています。
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NHKの番組公式サイトでは「その無能ぶりはしばしば嘲笑されていた。しかし、競争相手である公卿たちが早く亡くなったことで、政治の中枢に残る」と紹介される藤原顕光。
後の世に「悪霊左府」と呼ばれた貴族をどう演じ切るのか、宮川の怪演に注目だ。