自民党外交が封印してきた
パンドラの箱を開けた民主党
今度の衆院選でどのような政権が誕生するにせよ、重く伸し掛かってくるのが外交である。2期目に入った米オバマ政権や習近平体制に移行した中国との関係から、尖閣、竹島、北方領土をめぐる領土問題、北朝鮮の拉致・核問題まで問題山積だ。
野田首相とプーチン大統領。
(AP/AFLO=写真)
(AP/AFLO=写真)
いつの時代もどこの国でも、外交は継続性が重要だが、民主党政権を経て日本外交は各方面で継続性を失い、四面楚歌に陥っている。その責任を民主党政権の稚拙な外交手腕に問うても仕方がない。むしろそれ以前の自民党政権が戦後60年にわたってどういう外交をやってきたのか、自民党外交の本質というものを理解しなければ、日本外交の未来はない。
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