表を埋めていくと考えがまとまる

マーカー部分を埋める際の思考のプロセスをたどっておきます。

「イベント」と「広報活動」のうち、まずあなたはイベント、つまり体験会から考えることにしました。

まずは対象商品です。あれこれ持っていって体験してもらうよりも、「主力商品A」だけに絞ったほうが、より体験会で印象に残るだろうと考えました。

主力商品Aは、これまでの自社顧客から評判のよかったいくつかの機能を盛り込んでおり、また細部までデザインにこだわっていると聞いています。

それらの機能や特徴を、体験会に来た人たちに知ってもらうためには、やはり触ってもらうのが一番でしょう。

ノートパソコン
写真=iStock.com/Chonlatee Sangsawang
表を埋めていくと考えがまとまる(※写真はイメージです)

具体的な要件が見えてくる

そこで、商品を展示するだけでなく、自由に触ってもらえるようなブースを作ることにしました。

また、見たり触ったりしただけではわかりにくいいくつかの機能については、パネルを作って解説をすれば、広く知ってもらうことができそうです。

なるべく多くの方に体験してもらうために、会場自体は出入り自由にして、朝9時から夜6時までの時間で、自由に来場いただく形がいいのではないかと考えました。

となれば、ショッピングモールの催事場を借りて、買い物に来た人たちから広く希望者を募るのがいいでしょう。

会場イメージは「Aショッピングモールの催事場」で、「**平米くらいあればいいか」「会場費は100万円くらいか」と見当が付いていきます。

また、運営自体は自社のメンバーで行い、イベント代理店に機材手配を、販売代理店には人員を出してもらい、運営サポートをしてもらうことで、より円滑に進むと思われます。

これで、イベントについてはだいたい見えてきました。