『もしドラ』が売れたのは
「夢」が求められたから

最近のビジネス書のトレンドを振り返ると、2006年から08年はノウハウ本がブームになりました。儲け方やスキルの習得といったテクニカルな話が受けたのです。お金自体が目的化していた、といってもよいでしょう。

ところがリーマンショック以降は様相が一変。「お金よりも大切なものがある」という空気が広がり、生きていくための指針が求められるようになりました。ノウハウだけでは進むべき方向は見えませんから。

(構成=宮内 健)
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