食べる前に水を飲み、野菜から食べ始める

毎食、食べる前に水を飲むのも習慣にしてください。水を飲むことで、「胃結腸反射」が起きるので、胃腸が動き出し、副交感神経が活性化します。消化・吸収も良くなり、腸内環境も改善され、副交感神経の働きも上がり、血流がアップします。

小林弘幸、毛利啓銘『自律神経を整えれば「食いしばり・歯ぎしり」は解決する』(宝島社)
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さらに、食べる順番も意識するようにしましょう。できれば「野菜料理」から食べ始めるようにするとよいです。野菜は飲み込むまでにかむ回数が多いので、自然にゆっくり食べることができ、早食いを防止できます。

また、野菜料理は比較的カロリーや糖質が低いので、血糖値の急上昇も抑えられます。肥満防止という面からも、野菜から食べ始めて、次は肉や魚料理、という順番をおすすめします。

すべての食事は、ひと口ずつ、よくかんで味わってから飲み込むことを意識してください。ゆっくりした咀嚼そしゃくのリズムが、副交感神経の働きを活性化させ、自律神経のバランスを整えてくれます。

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