銀行などから年利2%程度の低利で調達した資金を元手に、25%前後で貸し付けるという消費者金融のビジネスモデルは崩壊。いわゆるグレーゾーン金利の撤廃が決定しているからだ。

消費者金融のアイフルを例にとれば、4年前の05年3月期、無担保ローンの貸付金約1兆円、件数にしておよそ200万件のすべては年利20%を超えていた。だが、現在では、およそ4割が年利20%未満。事情は他社も同じこと。さらには、貸し倒れ損失や過払い金返還問題も抱える。

(ライヴ・アート=図版作成)