久保建英の所属クラブもコメントを発表

またイタリアの名門クラブACミランは「私たちは悟空のようなエネルギーとともに人生に挑戦していきます。ずっと愛していました。鳥山先生、安らかにお休みください」とのメッセージを記載し、昨年10月に左ウィングのラファエル・レオン選手がゴール後にディフェンダーのテオ・エルナンデス選手と決めたドラゴンボールの秘術「フュージョン」ポーズの写真をポストした。

一方、日本代表の久保建英選手が在籍するスペインのレアル・ソシエダは、連敗後の対グラナダ戦前日でもあった今月8日に、グラナダのアルハンブラ宮殿中庭の石台の上にチームカラーの衣装をまとい、胸元にチームのエンブレムをつけて片膝をつく悟空をコラージュした画像を掲載し、鳥山氏を悼みながらバスク語で「レッツゴー友よ、たくさんの夢とともに」とのコメントでサポーターを鼓舞した。

「元気玉」やアニメ主題歌の一節で鳥山氏を追悼

ヨーロッパと肩を並べてサッカー人気の高い南米では、南米サッカー連盟(CONMEBOL)が英語版公式Xで、アルゼンチンの名手リオネル・メッシ選手と悟空の画像を並べて、「世代を超えて鼓舞してきた」とつづった。メッシの写真は、2016年コパ・アメリカ決勝でチリ代表に破れた後の気分転換のイメチェンで金髪に染めた際のもので、超サイヤ人として金髪になった悟空をなぞらえた。

アルゼンチン・ブエノスアイレスで、世界でも最も激しいと言われるダービーマッチ「スーペルクラシコ」を長年にわたって展開するボカ・ジュニアーズとリーベル・プレートもそれぞれ鳥山氏を讃えた。

ボカ・ジュニアーズは「鳥山明(1955-2024)氏を偲んで、いつでも猿」のコメントとともに、満月を背に、ボカ・ジュニアーズのユニフォームを着たサイヤ人の変形形態である大猿のイラストを掲載し、チームの常勝をアピール。

一方、リーベル・プレートは「鳥山明(1955-2024)氏を偲んで、最大の元気玉」と綴り、勝利後の選手たちの写真の上部に悟空の必殺技である元気玉を描いた。

コロンビアのビッグクラブのひとつミジョナリオスもまた公式Xにオマージュをポスト。選手たちの円陣から現れたかのような神龍が幻想的に描かれ、「Cha-la Head Cha-la、たとえ何が起こっても、私たちはいつでもその元気を持ち続けます。明さん、本当にありがとう」と、ドラゴンボール主題歌の一節から始まるコメントを掲載した。