歳をとってもキビキビと動けるようになる方法

早歩きをすることで健康を維持したいのなら、ウォーキングを始める前に1分間くらい、チーターやヒョウなどを頭の中で思い浮かべてみるといいかもしれません。チーターの画像を見たりするのもよいでしょう。

競馬の動画を見るのもおすすめです。

サラブレッドたちが、ものすごい速さでゴールに駆け込んでいくシーンなどを見ていると、自分の足取りも早くなるでしょう。私たちは、自分が考えているイメージの影響を強く受けるものですから。

競馬場を走るサラブレッドの集団
写真=iStock.com/Deejpilot
※写真はイメージです

歩いている最中でも、競馬のゴールシーンなどを考えるようにすると、足取りも軽くなり、スイスイと歩けるようになります。

「ウソでしょ?」と思われるかもしれませんが、本当なのです。自分がサラブレッドになったような気持ちになるので、自然と歩くペースもアップするのです。

実験的に確認されているわけではありませんが、スピーディな動物でなく、人間でもかまわないかもしれません。たとえば、短距離走やマラソン大会でのラストスパートのシーンを見たり、頭の中でイメージしたりするだけでも、同じような効果が見られる可能性もあります。

歳をとってくると、どうしても動作がゆっくりになりがちですが、動きの早い人や動物をイメージしていると、同じようにキビキビと動けるようになることを覚えておくとよいでしょう。

「認知症になりやすい遺伝子」もこわくない

認知症のリスクを高めるとされている遺伝子に「アポリポ蛋白E遺伝子」というものがあります。

もし遺伝子検査などをして、「あなたには、アポリポ蛋白E遺伝子があります」と言われるとガッカリしてしまうかもしれませんが、心配はいりません。なぜなら、たとえその遺伝子を持っていても、必ず発症するとは限らないからです。

肥満になりやすい遺伝子を持っているから肥満になってしまうのかというと、そんなこともありません。ガンを発症しやすい遺伝子を持っていても、ガンにならない人はいくらでもいます。認知症も同じです。