一方、ディズニー配給のピクサー新作『マイ・エレメント(Elemental)』は収益ラインを確保。また、人気作続編の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(Guardians of the Galaxy Vol. 3)』は唯一といえる大成功を収めた。後者は10億ドルを射程圏に入れる8億4500万ドルと健闘したが、全体の落ち込みを相殺するには至らなかった。

『バラエティ』誌は、ディズニーの黄金期は2019年であったと指摘。長く続いたスーパーヒーロー・シリーズを大団円へ導く『アベンジャーズ/エンドゲーム(Avengers: Endgame)』や、1シーンを除き完全3DCGで名作をリメイクした『ライオン・キング(The Lion King)』を筆頭に、実に7作品もが10億ドルを突破していたと振り返る。苦戦の今年とは雲泥の差だ。