つまずきポイント5:「底面」がわからない
●例題:下の三角柱の底面の面積は何cm2ですか。(5年生)
●よくある間違い
5×12=60と計算してしまう。
●答え
5×4÷2=10 10cm2
●解説
「底辺」と同様、「底面」も底(そこ)にある面のことだと思ってしまう子がいます。この問題の底面は、長方形の部分ではありません。角柱や円柱の「底面」とは、「平行に向かい合う2つの合同な面」のこと。例題の図のように横向きに置かれていても、底面や側面は変わりません。角柱の底面は向かい合う多角形、円柱の底面は円です。そして、まわりの面が側面です。
つまずきポイント6:「垂直」がわからない
●例題:次のあからおの直線のうち、垂直になっているのはどれとどれですか。(4年生)
●よくある間違い
「う」と「お」を見逃す。
●答え
「い」と「え」、「う」と「お」
●解説
「垂直」の定義を正確に理解していないと惑わされる問題です。教科書には「2本の直線が交わってできる角が直角のとき、この2本の直線は垂直である」と書かれているのですが、この問題のうとおのように、交わっておらず離れていても「垂直」なのです。直線を伸ばしたときに直角に交われば「垂直」であることを押さえておきましょう。